シンガポール赴任経験者の雑記ブログ

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転職オファーをもらって考えたこと

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どうも、くらっきーです。

 

いやぁ転職活動って

奥が深い。

 

頭がハゲるほど

悩んだ転職活動に

決断をしました。

 

外資系の転職活動の内容については

こちらに少し書いています。 

www.sg-expats.work

今日はタイトルの通り

オファーをもらった後

何をどう考えたかについて

書きたいと思います。

 

転職活動を通じて

2社からのオファーをもらいました。

 

さて、どっちに行く?

と悩み始め2週間ほど。。。

 

ホントに

仕事も手につかない時間があるほど

悩みましたが

結論としては

どっちではなく、

転職しない

ということにしました。

 

L(゜□゜L)エーーーーーーーーッ!!!

 

という結論ですが

その思考の過程を書きます。

 

たぶんだけど

転職活動している人で

同じような悩みを抱えている人が

いると持ったので

ひとつのサンプルとして

読んでみてください。

 

転職活動を始めた理由

私が転職活動を始めたのは

2019年の6月です。

始めたといっても、

転職エージェントに登録し

履歴書とかCV(英語のレジュメ)を

書き始めただけです。

実際に面談し始めたのは11月。

 

そもそもなんで転職しようと

思ったのか。

 

今振り返ると

非常にライトな気持ちでした。

 

・今の会社は断続的に全国転勤を
 余儀なくされるが
 転勤はしたくない(海外除く)

・海外という刺激多い仕事/生活から
 慣れ親しんだ仕事環境での
 自己の成長性の危機感(英語力ダウン含む)

・転職して年収UPを狙おうという
 風潮に乗ったmotoさん等)

・35歳手前っていうのが一般的に
 転職のギリギリ年齢という危機感

・どうせ働くなら年収UPしたい

・外資で働いているという見栄を張りたい

 

まぁこんなところかな。

細かいのを上げたらキリがない。

 

まとめると、

全国転勤のある会社は嫌だ、

刺激不足、給料上がるといいな

そんな感じかな。

 

つまり、

今の会社や仕事環境への

痛烈な不満(逃げ出したい、1秒でも早く辞めたい)

ではなく、

漠然とした不安に駆られた

という感じで

不安になるくらいなら行動を!

との思いで

転職活動を始めたという感じです。

転職活動の時系列

そういった理由で

何となく始めた転職活動だけど、

2019年6月にエージェントと話したり

履歴書書いたりし始めたものの

急に仕事が忙しくなり

実際に本気になって取り組み始めたのが

2019年11月

結構長かったね。

そこから

12月~2月に面談を数社受けて

外資系2社からオファーをもらった

そんな感じです。

 

成果次第ですが

堅めに見ても

どちらも1,000万円程度は

もらえる内容でした。

もちろん年収UPです。

 

 

オファー後に見えた景色

オファーをもらい、

感じたことがあります。

それは、

やったー、という気持ちよりも

え、俺マジで転職するの?

という気持ち。

 

そこで3社を比較することにしました。

エクセルで比較表作ってねw

 

3社っていうのは、

オファーをもらった2社と、

今務めている会社ね。

 

オファーをもらった2社については

OPEN WORKという転職サイトなどで

書かれている口コミなど含めて

夜中の3時まで読み漁ることもありました。

 

一方で現職についても

改めて考えることとなりました。

比較表を作るのだから

改めて現状の洗い出しです。

 

転職活動って

企業に選ばれるように頑張る活動

だけど、

オファーをもらうと

冷静に分析して

こちらが選ぶ立場に変わる

のです。

そうすると、

今の職場、会社の悪い面だけではなく

良い面も見えてきます。

今の職場を解像度高く

よりクリアに見つめなおす機会となりました。

自分のやりたいことの軸

本当は転職活動をする前に

考えなければならなかったことなんだけど、

俺の転職活動の

きっかけは

上述した通り

会社環境への漠然とした不安

です。

不満というより不安ね。

 

でも、働くからには

働く業務内容が

自分のやりたいことと合っているか

この点もすごく大事。

当たり前だけど。

 

それは

なぜ俺は今の会社を選んだんだっけ?

という点に立ち返ったこと。

大学3年の冬~大学4年の頭にかけて

就活した時に何を大事にしたか。

そしてその軸は今どうか?

 

正直言って、

その軸は今もぶれていなかった。

そして、現時点では

今後についてもやっぱり変わらないと思う。

その観点からすると

むしろオファーをもらった1社は

ぶれていました。

私は今通信業に属していますが

一般のお客様向けに

インパクトのある、便利とか楽しさとかを

提供したいと思っていましたが、

なんとなくで

転職活動を始めてしまったため

そういう要素が全くない企業も

面接を受けていました。

そして、

あろうことか

軸とは違う1社から

オファーをもらっていたことに

気づきました。

なのでこの1社は断りを

早々に入れました。

外資の年収は高いのか?

加えて年収面についても

考えてみました。

外資系の企業は

基本的に入社時のオファー年収から

上がったりすることはないです。

というのも、

外資系企業においては

昇進という概念は基本的にはない

と思ったほうがいい

からです。

これは外資系の友人や

エージェントの人も言っていました。

 

もちろん新入社員で入ったりすれば

あると思いますが

管理職一歩手前くらいの年次、

年齢にすると30歳を超えてきたくらいでの

転職においては、

基本的には入社時の条件が

ずっと継続されます。

成績によってボーナス増減はありますが

根本的には入社時の条件が大事。

 

新入社員や28歳くらいまでなら

年収が激増するので

外資系は給料が高い

そんなイメージなのは間違いないと

思いますが

ある程度オジサンになると

日系企業も年功序列パワーで

それなりに金を払ってくれたりします。

 

そうなってくると

考えるべきは

直近の年収向上よりも

LTV(ライフタイムバリュー)という

生涯年収になります。

 

日本の企業は年功序列ではありますが

今の私の歳になると

もうすぐ管理職になり

年収もそれなりになっていき

さらに出世をして年収が上がるかもしれません。

 

直近の3-4年くらいは

外資のほうがいいかもしれませんが

そこから先は今の企業のほうが

むしろ良い可能性も

充分にあることがわかりました。

 

加えて、

外資系企業は退職金という考えが

ありません。

よく言われますが

外資の年収を9割にしたものと

比較したほうがいい

というのは日系企業の退職金や福利厚生が

潤沢だという点です。

(Googleは退職金ありますが)

 

オジサンとなった

今からのLTVを考えると

もちろん外資のほうがいいんだけど

総計すると実はそんなに変わらない

ということも見えてきました。

 

死んだときにどっちが後悔ない?

オファーをもらった2社のうち

1社はやりたい仕事のスコープと

ずれていたので

断るとして、

残りの1社はやりたいことや

年収面でも悪くないことがわかり

非常に悩みました。

 

最後に考えたのは

あと3年後くらいに死ぬときに

どっちが後悔しないか、

でした。

これは、

社内で来月からGoogleに転職する先輩が

くれたアドバイスです。

 

おそらく、

ここまで悩んでいるということは

どちらに行っても正解なのは間違いない。

 

そうすると

どんなに比較表の項目を増やしても

決まらなくて時間を浪費するだけ

そんな気がしていました。

 

となれば、

どっちがHAPPYに死ねるか軸で

直感的に考えました。

 

その時、真っ先に頭に浮かんだのは

・管理職経験をして死にたい

・もう一度海外で生活して死にたい

という点。

 

これらは

今の会社のほうが明らかに有利です。

管理職については

年功序列制度のおかげもあって

1年後くらいになれそうな一方、

前述した通り

外資系は管理職というものには

基本的なるのは難しい

もしくは管理職経験のある人が

転職で管理職として採用される

ということが多いからです。

 

外資系のManagerは

管理職ではなく

係長的なものです。

(後輩はいるけど評価しない役職)

 

いわゆる部下のいる(People Management)役職は

Sr,ManagerとかDirectorとかになります。

 

また、海外生活についても

一見すれば外資系企業のほうが

行きやすいのでは?と思うかもしれませんが

外資系企業で

本社に引き抜かれるには、

ネイティブ級の英語がマスト

且つ

赴任手当ではなく現地採用になるため

生活が結構厳しくなる

という感じ。

 

逆に日系企業のほうが

英語は私のようにTOEIC800点台とパッションで

乗り越えてきた人で

十分にチャンスが与えられる、

そんな感じです。

 

もちろん希望が通るかどうか

そういったギャンブル性もあるのですが

確率論で言えば

たとえば今の企業が30%として

転職したら0%に限りなく近い感じです。

 

そういった観点で

海外生活をもう一度したいのであれば

今の会社に残るほうが得策

と考えました。

 

ただ、前述した通り

今の会社の場合、

定期的に異動があるため、

海外に行けるかも、というタイミングで

海外ではなく、

地方になるかもしれません。

 

そうなったら

即座に転職したいと思います笑

 

 

まとめ

長くなったね。まとめます。

まず、

現状の職場環境から

漠然とした不安があり、

転職活動を開始。

 

オファーをもらって

より具体的に考えたら

年収って意外ともう重要な要素ではない

ことに気づいた。

そして今後のやりたいことを

考えたときに

海外生活に近いのはむしろ日系企業

ということで

今の会社に残るという選択をした

そういう感じです。

 

転職活動に悩んでいる人の参考になったら嬉しいし、

管理職になって海外生活する、について

夢叶ったりor破れたりしたら

改めて私は転職を本当にすると思います。

その際の参考にもなるかな。