シンガポール赴任経験者の雑記ブログ

シンガポール赴任経験からシンガポールのことや日々感じることを発信

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データで見るシンガポール

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みなさん、

「ファクトフルネス」っていう本

知っていますか?

私はつい最近ハマりました。

本の内容をざっというと、

常識を疑いましょう、

物事のデータを更新しましょう

みなさんあり得ない勘違いをしていますよ

ということを指摘している本です。

 

例えば

貧困に悩んでいる国も含め

世界中の1歳児が予防接種を受けている割合って

どのくらいだと思います?

 

答えは

 

90%

 

高くないですか?

もっと低いと思っていました。

こういった具合に

いろんなデータの勘違いがあるっていうのを

読みながら、へぇ~って思う本です。

少し本は分厚いんだけども

読むと面白かったのでオススメです。

 

さて、

これが今日の本題ではなくて、

そういう経緯で

シンガポールの最新データを調べてみました。

データを見ると

結構面白いことが見えてきます。

 

シンガポールの人口や構成比

シンガポールって言わずと知れた

多民族国家です。

地理的な条件もあったりして、

中華系、マレー系など色々。

加えて赴任者も多いのが特徴ですね。

 

まずは人口から言うと、

全体で560万人。

多いですか?少ないですか?

東京の人口が約1,000万人なので

個人的には少ないなと思いました。

 

さらに!

この560万人は

純粋なシンガポール人だけではありません

海外から出稼ぎで来ている人、

赴任者などがいます。

 

 

 

この赴任者や海外からの出稼ぎの人が

どのくらいいるか?

あと、留学生もですね。

こちらは

168万人。

ということです。

さらに!

もともとは

シンガポール人ではないんだけど

移り住んで

シンガポールに永住権を持つ人は

54万人。

 

つまり、

220万人くらいが海外からの人。

超純粋なシンガポール人は

350万人

となります。

意外と少ないよね。

というか、

いかに海外からきている人が多いか

わかりますね。

4割弱が外国人ですから。

 

ソースは下記です。

 

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最後に民族の割合です。2018年ベースで

中華系 74.3%

マレー系 13.4%

インド系 9%

その他 3.2% 

 だそうです。(出所はこちら

つまり、4分の3が中華系

ってこと。

 

行った人ならわかるけど 

まぁそんな感じですわな。

 

シンガポールの面積は東京23区?

実はこのブログ、

シンガポールからのアクセスも多くて

ありがたいのですが、

衝撃のことを

お伝えしなければなりません。

 

シンガポール在住の人なら

一度は

シンガポールの面積は東京23区と同じ

ということを

聞かれたことがあると思います。

 

が!

 

実は全然違います!!

 

データを見てみましょう。

まず、東京23区の面積ですが

619㎢。

 

一方で、

シンガポールの面積は

721㎢

 

ね?

その差、100㎢超

 

これで同じって言えます?

100㎢って、

神奈川県の横須賀市レベル違う

わけです。

*横須賀市は神奈川県の1つの市です。

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さて問題です。

では、なんで

「東京23区と同じ」

と言われていたのか?

 

答えは簡単です。

30年前は

シンガポールの面積は

626㎢

 

この30年間で100㎢、

シンガポールは「埋め立て」で

国土を拡張していたんですね。

 

ということで、

もし、シンガポールは東京23区と同じ大きさだ!

と言う人が現れたら

そのデータはもう古いのになぁ

と思いましょう。

仲良い相手ならその場で訂正しましょう。

 

ちなみに720㎢だと

新潟市と同じくらいなので

もし周りに新潟市と同じくらいだよね

と言っている人がいたら

その人はよくわかっている人です笑

 

でも新潟市と同じと言われても

イメージつかないよね笑

 

 

まとめ

シンガポールは

人口560万人で

そのうち純粋シンガポール人は

350万人。

なので4割弱の人は海外からの人。

 

面積は「新潟市と同じ」

そういうことです。

ちなみに新潟市の人口は

81万人だそうです。